エステティシャンになるには
今も需要があるのか分からないけど、一応書いておく。
エステティシャンって何ぞやという方がもしかしたらいるかもしれないし。
エステティックとは、お客さんの肌、体、心の特徴に合わせてマッサージ等を行い健康や美しい状態に保持、保護する行為だそうです。(日本エステティック協会より)
それに従事するとエステティシャンになりますね。フェイシャルもボディも脱毛も含まれますが、少しややこしいのが、もう一つボディ系のセラピストというものがあるということ。
『セラピー』は治療、療法という意味ですが、日本では医師でなければ治療などの医療行為をしてはならないと決められているので、主に癒しを提供する職業のことです。アロマセラピーとか、リフレクソロジーとかはこちらに入ります。
あまり大きくかけ離れた業務内容ではないので、明確に違いがあるのかって言われるとわたしもうまく説明できません…w
一応、エステティシャンは外見の方を磨くお手伝い。セラピストは内面を整えるお手伝いをするみたいな感じだと思います(思います)
資格とかもあります。国家資格ではなくて民間資格ですが、あるとやっぱりきちんと勉強した証拠になるので働きながら取得を目指す方もいます。
ちなみにわたしはどっちもやっていました。
お店をかわって、エステからリラクゼーションの道へ。
わたしの経験上、エステの方が全国展開しているお店が多く、株式会社化していて有給とか産休とか福利厚生はきちんとしているところが多いと思います。
セラピストも会社を選べば正社員として福利厚生の利を得られるところもありますが、エステと比べるとまだ少ないような気がします。
業務委託で自営業扱いとかね、いろいろ仕事形態があります。どれが自分に合っているのかはやってみないと分からないところもありますよね。
まじめに働いていれば、得られる年収はエステだろうとセラピーだろうとどちらでもそんなに変わらないかな~という感じです。もちろん就職先によりますが。
新卒の頃は、まわりの事務のお友達よりもわたしの方が少しだけ稼いでいたかな?という感じですね。
まずは就職を考える際にどちらが自分の希望に合っているのか調べてみると良いと思います。
まぁ、どちらかの経験があれば、どちらかに転職するのは簡単だと思いますが(;^^)
前にも書いたことがあるけれど、エステティシャンは専門学校に行かなくてもなれます。年齢が35歳あたりを超えてくると、経験が無いと…って言われることもありますがそれでも本人のやる気次第。
全国展開のお店の方が未経験でも入りやすいはず。小さめのところは、即戦力を欲しているところが多いです。ド新人だと育てる余力が必要ですからね。
とりあえず求人に応募してみてください。意外と通りますよ。やる気と根性をアピールするのって就職活動の基本っぽいですけど、それで受かると思います。でもさすがに接客業をバイトでもいいから経験しとくのは必要。接客未経験者をいきなりエステで使うのはさすがに怖いはず。
あっ、でもラグジュアリーなホテルのエステとか、あと高級を前面に出してるエステ(タカ〇ユリさんとか)は、かなりスタッフを厳選しています。専門学校を出ているような子たちでも、質疑応答によって落とされている子もかなり多かった。未経験だったりする場合はかなりしっかりとした将来の展望なり、自己PRがないと受からないと言われてますのでご注意ください。現役の友達に聞くと、来店する人もそうそうたる方達が多いので他の所よりもより品格を求められる感じですね。
入社した後は、それぞれの会社に絶対にきちんとした研修があるので、そこで会社の売りであるコースや化粧品について、接客の基本はみっちり教えられることでしょう。
エステもセラピストも色々大変な仕事ですが、この研修は本当に得られるものが大きいです。単純にマッサージができるようになるし、体のこととか化粧品の知識も増えるし。武器を増やしてる感じがひしひしと(チーザは研修大好き女子です)
技術や接客に慣れてくると、だんだんと営業の仕事(カウンセリングと呼ばれてることが多い)を任されると思います。
わたしの印象としては、物を売ることに関しては物販のお仕事と変わらないのですが、一つの単価が高いこと、物ではなく技術を買っていただくことになるので、それが難しいなと感じるところでした。
でもそれを価値あるものと認めてくれるお客様や、あなたにやってほしいと言ってくれるお客様と出会えると本当にやってよかったと思えます。お客様と仲良くなっていけるのも、定期的に通う必要のあるエステならではなところですね。
あと、最新技術とか新しい美容液みたいなものは必ず自分で試していたので、いろいろ受けられてラッキーです(ラッキー)
でも正直にいうと、最初に勤めていた全国展開しているかなり名の知れたサロンでは、営業を楽しいと思えなくなったことが店をかわった原因でした。
今になってみればお店を維持していくためには売り上げが必須だと理解できますが、あの頃の若いわたしには納得できないことも多かった。
本当にこの人に合っているのか確信の持てないコースを勧めたりとか、そういうことはしたくないと思ったんですね。理想論なんですけど…。
数字は数字、と切り替えれる方にはすっごく向いていたと思いますが。売り上げた分だけ自分に返ってきますからね。収入として。めっちゃ稼いでる先輩とかいたもん…。
エステでよく聞かれる強引な契約とかそういうもの、あの頃は本当にあったと思う。
今働いている子たちの話を聞く限り、今はそんなことないみたいですが!
なので、技術を行った分だけ料金をもらえばいい形態(もちろん回数券みたいなのはあったけど)のサロンに転職したのでした。
そこはデパートの美容フロアによくあるようなお店で、お金持ちがよく来店されるところだったけど、セレブって本当に面白い。
わたし、リアルに「アタシがこのデパートにいくら使ってるとおもってんの?!」ていうセリフ聞いたのこの時が初めてでしたもん。(わたしが言われたわけではない)
北海道まで馬を見に行った話とか(馬主さん)、脳外科のお医者様の話とか、普段関わることのできない人の話を聞けたりしたのも本当に面白かった。
ほかにも色々あるんですが、わたしと同じ年代の女性とキャッキャお話することもあれば、そういう違う世界のお話を聞けたりもして、人生勉強になりました。
あ、そうそう、この世界ではよく言われていることなんですが。
エステティシャンは、疲れた人に触ることがとても多いので、その人の疲れをもらっちゃうことがあるらしいです(突然のスピリチュアル)
確かに思い返してみると、最初はドンヨリした感じで来店されたのに、めっっっちゃスッキリしたー!ありがとう~!って晴れやかに帰って行かれたお客様のすぐ後は、めちゃくちゃ疲れてたな…って思います。本当に肩が重いというか。
というわけでエステティシャンもセラピストも、体力があって、わりと鈍感で、人の感情に振り回されない人が向いてると思いますよ!(唐突なスピリチュアル)
いや、ほんと、わたし一回占い師の人に「そういうの貰いやすいからエステティシャンはやめときな」って言われたことあるんですよ。なったけどね(=゚ω゚)ノ